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宇宙環境が口腔内に及ぼす影響は? 「宇宙歯学研究会」初の総会

毎日新聞 / 2024年7月13日 21時21分

宇宙開発における歯科研究について説明するJAXAの樋口勝嗣主任医長=名古屋市千種区の愛知学院大で2024年7月13日午後5時28分、川瀬慎一朗撮影

 宇宙環境が口腔(こうくう)内に及ぼす影響などを研究する「日本宇宙歯学研究会」の初の総会が13日、名古屋市千種区の愛知学院大楠元キャンパスであった。

 研究会では、宇宙での長期滞在者や、民間人の宇宙旅行者が現れる中、宇宙空間が口腔細菌に及ぼす影響や、低重力が口腔周辺の筋肉に与える影響などを各地の歯科大などが参加して共同で進める。

 この日は全国の歯科大学関係者らが会場とオンラインで集合。同大大学院歯学研究科長で研究会代表理事の前田初彦教授が、「わくわく楽しい研究にしたい」と意気込んだ。今後の研究について「各大学の特色を持った研究をしてほしい。宇宙での生活をより快適にするだけでなく、地球上の歯科医療技術も革新したい」と述べた。

 総会後、JAXA(宇宙航空研究開発機構)宇宙飛行士健康管理グループの樋口勝嗣主任医長が講演した。国際宇宙ステーションで歯科問題が発生した場合、クルーだけで対応できるよう訓練を受けているという。今後の月・火星探査ミッションは長期にわたるとして、「歯科の予防措置を長期に講じる技術が必要だ」と話した。【川瀬慎一朗】

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