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群馬・高崎で愛された「絶メシ」 3店の秘伝の味、レトルト商品販売

毎日新聞 / 2024年7月18日 15時38分

レトルト食品で再現された「絶メシ」の3店の店主=群馬県高崎市で2024年7月16日午後4時42分、庄司哲也撮影

 群馬県高崎市の酒類・食品総合卸「岡村」(岡村武彦社長)は、絶やすには惜しまれる絶品グルメ店情報サイト「絶メシリスト」に掲載された同市内の洋食店など3店の味を楽しめるレトルト商品の販売を同社サイトで始めた。企画、製造、デザインの全てを同市内の企業が手掛け、市のふるさと納税の返礼品にもなった。

 商品名は「『高崎絶メシ』高崎市内三銘店の絶品商品のセット」。いずれも「絶メシ」店の「グリルねんりん」のカレー、「洋食 香味亭」のハヤシライスソース、「カレーハウス 印度屋」のカレーの3店のこだわりの味が1箱の中に収められている。

 同社によると、新たな商品開発とともに地域貢献ができないかと企画を思いついた。3店の協力を得て、レトルト食品製造「セイワ食品」(瀧賢一社長)に商品製造を、デザイン会社「OGURI」(小栗章社長)にパッケージのデザインを依頼し、同市の3企業と3店による「オール高崎」での商品製作がスタートした。

 だが、どの店も長年多くの客に愛されてきた店だけに秘伝の味があり、再現するのに試行錯誤を重ねた。「洋食 香味亭」のハヤシライスソースは、ビーフシチューやタンシチューを煮込んだ際に出た脂を使い、長時間かけて深い味わいや色味を出している。同店を経営する保坂修二さん(49)は「非常に難しかったと思うが、誠意を持って取り組んでいただき、近づいた味になった」と太鼓判を押す。

 岡村は「店でしか食べられない絶メシ店の味を全国に届けられる。この商品を食べ、次は実際に高崎へと足を運んでいただき、店舗で料理を味わってもらいたい」としている。

 絶品商品セットは、同社サイト(https://www.okm-grp.co.jp/)で1箱2160円(税込み)、1000個限定で販売するほか、市に1万5000円以上のふるさと納税を行えば、2箱が返礼品となる。【庄司哲也】

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