新型コロナの感染者数増加 林官房長官が注意喚起

林芳正官房長官

　林芳正官房長官は19日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染者数が増加し続けていることについて「過去の状況を踏まえると、今後、夏の間に一定の感染拡大が生じる可能性があると認識している。せきエチケットや換気、そして手指消毒などの感染対策をお願いしたい」と注意喚起を促した。

　厚生労働省によると、全国約5000の定点医療機関から8～14日に報告された感染者数は5万5072人で、1医療機関当たり11・18人で前週比1・39倍。5月上旬から10週連続で増加傾向が継続しており、林氏は「現時点で医療の逼迫（ひっぱく）が生じるなどの問題は生じていないと聞いている。感染動向や医療提供体制を引き続きしっかりと注視していく」と述べた。【鈴木悟】