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墜落の海自ヘリ「SH60K」 現場海底で2機を発見 防衛省

毎日新聞 / 2024年7月22日 18時20分

墜落した哨戒ヘリコプター「SH60K」の同型機=神奈川県の海上自衛隊・厚木航空基地で2024年3月26日、松浦吉剛撮影

 海上自衛隊の哨戒ヘリコプター「SH60K」2機が衝突、墜落して搭乗員8人が死亡した事故で、防衛省は22日、現場海域の海底を調べていた海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)の無人探査機「ディープ・トウ」が2機の機体を発見した、と発表した。

 現場海域での捜索は今月15日に始まり、機体番号が一致したことなどから2機の事故機と判断した。同省は「調査中」を理由に詳細を明らかにしていない。引き続き、詳しい機体の状態や付近の海底の地形を調査し、引き揚げの可否を検討するとしている。

 事故は4月20日夜、伊豆諸島・鳥島の東方約270キロの海域で、哨戒ヘリが潜水艦を探知・追尾する訓練中に発生した。同省は機体が深さ約5500メートルの海底に沈んでいる可能性が高いとみて、水深6000メートルの捜索が可能とされるディープ・トウを保有する同機構に協力を依頼していた。【松浦吉剛】

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