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江戸の老中・田沼意次しのぶ法要 大河「べらぼう」登場で注目

毎日新聞 / 2024年7月24日 19時55分

田沼意次の肖像画の前で、采配を「牧之原市大河ドラマ『べらぼう』活用推進協議会」の今野朝子会長(左)に渡す静波伝統技法研究社の山梨由博社長。中央は杉本基久雄市長(牧之原市の平田寺で。同市提供)

 2025年放送のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」に登場する江戸時代中期の老中・田沼意次(おきつぐ)を顕彰しようと、命日の24日、田沼家ゆかりの平田寺(へいでんじ)(静岡県牧之原市大江)で法要が営まれ、杉本基久雄市長らが参列した。

 「べらぼう」は江戸中期、多くの浮世絵師や作家を世に送り出した版元として知られる蔦屋重三郎が主人公。牧之原市にあった相良藩主から老中となり、経済政策を推し進めた田沼意次も主要人物として登場し、俳優の渡辺謙さんが演じる。

 同市は田沼意次の生誕300年にあたる19年から顕彰に取り組んできた。さらに、大河ドラマをきっかけに地域を盛り上げ、観光客を増やそうと、官民で「牧之原市大河ドラマ『べらぼう』活用推進協議会」を結成して機運醸成を図っている。

 この日は、同市の工芸品制作・修理会社「静波伝統技法研究社」から、生誕300年記念事業に合わせて生まれたイメージキャラクター「意次くん」の持つ采配を再現したものも市に贈呈された。采配には、田沼意次の「賄賂政治家」のイメージを払拭(ふっしょく)する願いも込められている。市は史料館で展示するなど活用していく予定。

 活用推進協議会の今野朝子会長は「大河ドラマへの登場で、全国的に注目度が高まる。多くの人に牧之原市や田沼意次侯を知っていただき、訪れてもらえるように、市一丸となって盛り上げていきたい」としている。【藤倉聡子】

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