クラゲをひと飲み…捕食動画で話題 海響館でマンボウ展 山口
毎日新聞 / 2024年7月25日 13時0分
生態に謎が多いマンボウの実態に迫る「真・マンボウ展~マンボウにカンドウ~」が山口県下関市あるかぽーとの市立水族館「海響館」で開かれ、多くの家族連れでにぎわっている。クラゲをひと飲みするマンボウの捕食動画が話題を呼んでおり、同館は「世界的にも珍しい光景。これを機会にマンボウを知ってもらえれば」と来場を呼びかけている。
現在、海響館で飼育しているマンボウは、全長79・5センチ、体重27・65キロ。年齢や雌雄は不明で、飼育期間2476日と長命だった先代マンボウが今年2月に死んだ後、高知県から送られてきた。
担当スタッフがクラゲを与えると、吸い込むように捕食。その様子を10秒ほどの動画に撮影し、X(ツイッター)などにアップすると、1日余りで250万回以上も再生されたという。映像を確認した専門家は、クラゲを食べる様子そのものが珍しいと指摘し、「論文にまとめては」との声も寄せられたため、同館では論文作成を検討している。
新たな人気者の誕生を受け、海響館では初のマンボウ展を企画。全長2・5メートルの実物大模型や骨格標本を展示し、「まっすぐしか泳げない」「触れるだけで死んでしまう」といったさまざまな“うわさ話”を紹介して、パネルや四コマ漫画風のイラストで正しい情報を伝えている。
展示スタッフの加藤舞さん(26)は「今も1日5匹のクラゲを食べている。謎が多い生き物だが、フグの仲間だからこそ海響館で飼育していることを知ってもらうきっかけになれば」と話す。マンボウ展は10月27日まで。
また、海響館では夏休みに合わせ「夜の水族館」(午後6~8時半、最終入館は同8時)も開催。「ナイトアクアシアター」と題し、関門海峡の夜景をバックに光と音で演出するイルカショーなどを開いている。こちらは8月25日まで。問い合わせは海響館(083・228・1100)。【橋本勝利】
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