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関東キッチンカー初代王者の白いクレープ 千葉・船橋発、首都圏へ

毎日新聞 / 2024年7月25日 12時30分

カラースプレーなどのトッピングを乗せたクレープを手に笑みを浮かべる子ども=船橋市で2024年7月17日午後5時6分、近森歌音撮影

 もちもちの白い生地に、クリームがたっぷり――。新食感のクレープが看板の「しろのはち。」は千葉県船橋市を拠点に、県内や東京など首都圏で営業しているキッチンカーだ。2021年11月に開店して以来、22年に「第1回関東キッチンカーNo.1決定戦」で優勝、翌年も準優勝するなど評判が広がっている。

 固定のメニューはなく、オーダーシート制。まずは生地を「白」(税込み400円)と「抹茶」(同450円)の2種類から選び、はちみつやバナナ、チョコソースなどのトッピング(いずれも同20円)を自由に組み合わせる。「自分だけのクレープを作り、子どもにも大人にも楽しんでもらいたい」。代表の荒井隆明さん(49)のそんな遊び心から生まれたシステムだ。

 こだわりは「白さ」と「生地」。「何も書かれていないキャンバスに、好きなトッピングを乗せてクレープを作るというイメージから『白』を連想した」と荒井さん。白さを保つため卵は使わず、水ではなく牛乳を使用。小麦粉を中心としたミックス粉は特殊な配合でブレンドしているというが、詳細は「企業秘密」だ。

 生地に独特の食感を出すため、油分や水分を1グラム単位で調整するなど試行錯誤を繰り返した。その結果、22年に群馬県で開催された「第1回関東キッチンカーNo.1決定戦」では、ラーメンや唐揚げなどの定番メニューのキッチンカーも出場した中、来場者から最多票を集めて優勝した。

 「子どもがお小遣いで買えるように」と、ほとんどの組み合わせが500円以内になるように価格設定されている。荒井さんは「子どもたちがわいわいはしゃぎながら、クリームまみれになっているのを見るのが一番好き。お客さんと楽しみながら、さらにおいしいクレープを作りたい」とほほえむ。【近森歌音】

「しろのはち。」

 出店場所や定休日は不定。営業時間は午後1時~同7時。出店情報などはインスタグラムやX(ツイッター)で発信している。

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