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「DXとGX推進できる人材を」 秋田大、「情報データ科学部」新設

毎日新聞 / 2024年7月26日 8時30分

記者会見する秋田大の南谷佳弘学長=秋田大学で2024年7月24日午後1時1分、高橋宗男撮影

 秋田大学(南谷佳弘学長)は24日、2025年4月に新設する「情報データ科学部」と、学部新設に伴い「理工学部」から改組する「総合環境理工学部」の詳細を発表した。南谷学長は記者会見で「社会に求められている、DX(デジタル・トランスフォーメーション)とGX(グリーン・トランスフォーメーション)を推進できる人材を養成する」と力を込めた。

 情報データ科学部(入学定員100人)は、情報学とデータサイエンスを体系的に学び、情報技術の知識とデータ解析スキルを活用してさまざまな課題の解決を図り、新たな価値を創造することができるデジタル人材の養成を目指す。

 学科は「情報データ科学科」のみ。3年時に情報学やデータサイエンスの応用分野として、人間の日常生活を支援する「知能ロボティクス系」▽人間同士のつながりの質を高める「人間情報系」▽ビッグデータ解析により防災対策やエネルギー管理などを研究する「防災・エネルギー情報系」――の科目群を選択する。

 改組される総合環境理工学部は3学科で構成する。「応用化学生物学科」(同100人)は化学と生物の知識でグリーン社会の実現を、「環境数物科学科」(同90人)は数学や材料物性物理学などを駆使して自然環境とグリーン社会の調和に向けたデジタル改革への貢献を目指す。洋上風力や電気自動車といった実社会に近い研究分野で、グリーン社会関係の工学に関連する「社会システム工学科」(同125人)もある。

 総合環境理工学部には、共通テストを課さない女性限定の推薦入試枠「学校推薦型選抜Ⅰ」(15人)も設け、世界との比較で国内では非常に少ない「理系女子」の比率向上を目指す。

 南谷学長は学部新設と改組によって「デジタルが身近な『デジタル・ネーティブ』な高校生たちが学びたいと思っているようなことや、社会から求められていることを学ぶことができる」と強調している。秋田大の学部新設と改組については文部科学省が12日に認可した。【高橋宗男】

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