最上川氾濫で複数の孤立地区 自衛隊がヘリで20人救助 山形

最上川の氾濫で孤立した山形県戸沢村。右手前の白い建物が村役場＝2024年7月26日午前（防衛省統合幕僚監部提供）

　東北での記録的大雨を受け、自衛隊は26日早朝から、最上川が氾濫して孤立した山形県戸沢村の蔵岡地区などで、ヘリコプターを使って住民の救助活動を進めている。

　自衛隊は25日午後3時半過ぎ、山形県知事からの災害派遣要請を受理。県内の陸自第20普通科連隊が、大雨や河川の氾濫に伴い孤立地区ができているという酒田市や戸沢村へ向かった。計約430人態勢で人命救助や情報収集を担当。26日正午までに、戸沢村の蔵岡地区の住民約20人をヘリに乗せ、村の東隣にある新庄市の公園まで運んだ。【松浦吉剛】