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秋田県内、週末に再び大雨ピークか 1人行方不明、12カ所で氾濫

毎日新聞 / 2024年7月26日 17時23分

ゴムボートで助け出される高齢女性=山形県鶴岡市で2024年7月26日午前7時31分、長南里香撮影

 秋田地方気象台は26日、秋田県内は今週末に再び大雨のピークを迎える可能性があるとの予想を発表した。県南を中心に降り始めからの雨量が250ミリを超える地点が続出しているが、27日昼までの24時間雨量が100ミリ、27日昼以降で同200ミリとなることも予想され、「特に27日夜は暗い時間帯に危険度が高まる可能性がある」として、厳重な警戒を呼びかけた。

 県によると、記録的な大雨により、湯沢市の道路工事現場で25日に土砂崩れに巻き込まれた男性が行方不明になっているほか、にかほ市で1人が軽傷。また26日に秋田市の雄物川で男性(86)が遺体で見つかっており、県警などが大雨との関連を調べている。

 県は26日までに計10河川の12カ所で氾濫を確認。住宅への被害は県南を中心に、床上浸水39棟、床下浸水77棟。非住家では半壊1棟、浸水21棟。由利本荘市、横手市、にかほ市、上小阿仁村の計212戸が断水しており、給水支援を行っている。

 JR東日本は26日、奥羽線の横手―新庄間、羽越線の羽後本荘―酒田間を終日運休とした。秋田内陸縦貫鉄道の阿仁合―角館間、由利高原鉄道の全線も終日運休となった。【高橋宗男】

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