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「対話で危機的状況打破を」 広島市が平和宣言の骨子発表

毎日新聞 / 2024年8月1日 19時39分

平和記念公園=広島市中区で、本社ヘリから加古信志撮影

 広島市の松井一実市長は1日、広島原爆の日(6日)の平和記念式典で読み上げる平和宣言の骨子を発表した。ロシアによるウクライナ侵攻やイスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃の悪化を受け、世界の指導者に武力行使や核抑止からの転換を促す一方、市民社会に平和文化を根付かせる重要性を訴える。

 骨子には東西冷戦を終結に導いた旧ソ連最後の最高指導者、ゴルバチョフ元大統領(2022年に死去)の言葉を引用。レーガン元米大統領と核兵器削減に取り組んだことに触れ、対話により危機的な状況を打破できることを強調する。日本政府には2025年3月に開催される核兵器禁止条約の第3回締約国会議にオブザーバー参加し、一刻も早い条約への参加や被爆者支援策の充実を求める。

 式典は6日午前8時から。今年は式典当日の入場規制範囲を公園全体に広げる。昨年の式典開始前には、原爆ドーム周辺でデモ団体の一部が市職員に体当たりをしたとされる事件が発生した。入場ゲート6カ所で手荷物検査を実施し、運営に支障があるとされるものの持ち込みを禁止する。メイン会場となる参列者席の入り口でも金属探知検査をする。【根本佳奈】

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