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長崎県知事の後援会、収支報告書を訂正 2000万円虚偽の記載疑惑で

毎日新聞 / 2024年8月2日 20時44分

 長崎県の大石賢吾知事(42)の資金管理団体「大石けんご後援会」(長崎市)が「大石氏本人から2000万円を借りた」とする虚偽の内容を2022年の政治資金収支報告書に記載したとされる疑惑で、後援会は2日に報告書を訂正し、この借入金を削除した。

 収支報告書には「大石氏から借入金2000万円」との記載があったが、実際には後援会の銀行口座に入金された形跡はなく、虚偽の記入がなされた疑いが毎日新聞の取材で明らかになった。大石氏は7月17日に記者団の取材に応じ「貸し付けとした記載は誤りだった」などと謝罪。実態のない借入金で後援会から返済を受けた約650万円も全額返還するとしていた。

 また、大石氏の後援会の収支報告書を巡っては、22年2月の県知事選の期間中に県議会議員の後援会から286万円を借り入れたなどとする記載もあり、これについては「寄付」だったとして訂正し、関連する収入総額なども併せて訂正した。【松本美緒】

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