「戦争ない社会作って」 82歳、惨禍知る被爆電車内で子どもらへ
毎日新聞 / 2024年8月4日 17時48分
広島で原爆被害に遭った後、修理を経て運行を続ける広島電鉄の「被爆電車」の車内で4日、被爆者の証言を聞く学習会があり、小中学生や保護者ら約100人が参加した。西田吾郎さん(82)=広島市南区=は79年前の体験を語り「原爆の恐ろしさを知って、戦争のない社会を作ってほしい」と呼びかけた。
西田さんは当時3歳で、爆心地から約2・5キロ地点の広島市三滝町(現・同市西区三滝町)の自宅前で被爆。原爆投下直後、空が白くなり、子ども心に「何か大変なことが起こった」と感じたという。一緒に遊んでいた友達2人は背中に大やけどを負い、うち1人はその日の晩に亡くなった。西田さんは今も残るひじの傷痕を見せ、「こんなことは二度と起きてほしくない。核兵器をなくしてほしい」と訴えた。
祖母が長崎で被爆したという広島市立竹屋小5年、横田瀬成(せな)さん(10)は「今日の話を聞き、原爆の怖さがよく分かった」と語った。同市立梅林小4年、丸山そよ香さん(10)は「多くの人が犠牲になるので、世界で戦争をしてほしくない」と話した。【広瀬晃子】
外部リンク
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1暴力団幹部が語る高速道路でのあおり運転被害 相手は「真面目そうな中年タクシードライバー」、幹部がとった意外な行動とは?
NEWSポストセブン / 2024年8月4日 16時15分
-
2鈴木宗男氏「外務省は説明を」 北方領土の「ビザなし交流」巡り
毎日新聞 / 2024年8月4日 19時11分
-
3湯浅譲二さん死去、94歳=現代音楽作曲家、「実験工房」
時事通信 / 2024年8月4日 17時43分
-
4【速報】京都市でゲリラ豪雨、マンホールが危険な状況に 5日以降も「丹波太郎」に警戒
京都新聞 / 2024年8月4日 19時7分
-
5【速報】ダイビング中の親子溺れる 50代の父親が死亡 10代の息子は意識が途切れる状態 和歌山・串本町「えびすの浜」
MBSニュース / 2024年8月4日 15時5分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)