部品摩耗でブレーキ力低下が原因 東海道新幹線の保守車両事故
毎日新聞 / 2024年8月5日 19時13分
愛知県蒲郡市の東海道新幹線豊橋―三河安城間で7月22日に保守用車両同士が衝突、脱線した事故で、JR東海は5日、追突した保守用車両のブレーキ部品の一部が摩耗し、使用停止すべき状態に達していたことが事故原因だと明らかにした。点検時にメーカーの想定と異なる誤った方法でブレーキ力を確認していたため不具合に気付かなかったという。
JR東海によると、追突したのは線路下に敷き詰める砂利を運ぶ「砕石運搬散布車」(6両)。ブレーキ力を点検する際、メーカーが想定するよりも低い圧力をかけて点検を行っていたため、ブレーキ力の低下に気付かなかったという。また、普段は作業前にブレーキ力の数値の確認をしているが、この日は作業員が確認作業を省略していたという。
事故後にこの車両を調べたところ、車輪にブレーキをかける制輪子の摩耗が進んでおり、使用停止すべき状態だった。このため、急勾配で非常ブレーキがきかず、停車していた別の保守用車両に衝突したという。
JR東海は再発防止策として、ブレーキ力の確認や、保守用車両の使用に関するルール順守を徹底するとした。【真貝恒平】
外部リンク
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1町の派遣事業で渡米中の中学生、プールで溺れて死亡 熊本・大津
毎日新聞 / 2024年8月5日 17時2分
-
2「資金洗浄グループ」逃亡中の主要メンバーらに「旅券返納命令」 新たに2人“公開手配” 大阪府警
MBSニュース / 2024年8月5日 16時0分
-
3万博期間中のIR工事「騒音や景観悪化などの懸念」…中断を博覧会協会側が要望 事業者からは「難しい」の回答も
MBSニュース / 2024年8月5日 17時45分
-
4損保大手カルテル、都と京成電鉄の契約で独禁法違反を認定…公取が1億5500万円の課徴金命令へ
読売新聞 / 2024年8月5日 15時0分
-
5死亡事故で警察官を書類送検 緊急走行中、バイクと衝突
共同通信 / 2024年8月5日 13時34分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください