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ハスのエキス入り線香スプレー 火災の心配なく人気 奈良・生蓮寺

毎日新聞 / 2024年8月12日 13時0分

線香と厄除け蓮スプレーを手にする高畑公紀住職=五條市二見の生蓮寺で2024年8月5日午後1時46分、山中尚登撮影

 ハスの花が咲き誇る寺として知られる奈良県五條市二見の生蓮寺が販売するハスのエキスを使った線香スプレーが人気だ。高畑公紀住職が独自に開発した。商品名は「火事ナイ」。ふりまけば、線香をたかなくても同じ香りが漂うため、残り火での火災を心配する人たちなどから、重宝がられている。

 生蓮寺の境内では毎年6月中旬~8月下旬ごろに約120品種、250鉢のハスの花を観賞できる。高畑住職は京都大大学院修了。学生時代からハスについて研究を続け、生命科学博士号を持つ。

 2019年から実家の跡を継ぎ住職に。ハスの花を少しでも長く観賞してもらえるよう、品種改良の研究にも取り組んだ。火災を心配し線香を使うことをためらう傾向の強まりに「ろうそく型のLED照明だけでは寂しい。線香と同じ香りがするスプレーがあれば」と思いつき21年に開発。ハスだけでなく吉野ヒノキのエキスも加えた「厄除(やくよ)け蓮(はす)スプレー『開運』」も併せて商品化した。

 ともに20ミリリットル入りで携帯に便利。仏壇や墓で拝む際にバッグから取り出し手軽に使える。

 価格はいずれも1個1270円。年間を通じて購入できる。問い合わせは生蓮寺(0747・22・2218)へ。【山中尚登】

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