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和歌山電鉄「たま駅長」、中国のアニメキャラと冒険する絵本が完成

毎日新聞 / 2024年8月12日 9時15分

ニタマを抱える小嶋光信社長(左)と、絵本を掲げる毛丹青・神戸国際大教授=紀の川市貴志川町で2024年8月11日午前11時32分、大澤孝二撮影

 和歌山電鉄貴志川線の貴志駅で11日、猫の「たま駅長」が死後に祭られている「たま神社」の開社9周年を祝うイベントが開かれた。中国の人気アニメキャラクター「阿狸(あり)」とたま駅長が連れだって冒険をする中国語の絵本「阿狸和小玉」がお披露目され、神社に奉納された。

 絵本はしっぽのない子ギツネの阿狸がたま駅長と出会い、和歌山電鉄に乗って交流しながら自分に合うしっぽを探す物語。神戸国際大の毛丹青教授がたま駅長に関する著作を中国語訳したことをきっかけに、2018年に製作が発表されたが、コロナ禍の影響などで完成が遅れていた。

 日本語版の出版は未定だが、中国では上海市のブックフェアで絵本が紹介されるという。毛教授は「想像以上にファンタジーに富んだ作品になった。最後は壮大な物語になるのでお楽しみに」とあいさつした。同電鉄の小嶋光信社長は「コロナ禍で幻になりそうだった企画が実現してうれしい」と述べた。

 イベントでは貴志駅の駅長で神社宮司でもある猫の「ニタマ」がファンらを出迎えた。愛知県稲沢市の会社員、杉山いず美さんは「ニタマの大ファンで、もう100回以上駅に通っている。今日も元気なニタマに会えてうれしいです」と話していた。【大澤孝二】

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