台風7号 東・北日本に接近の恐れ 東海道新幹線、運休の可能性も

気象庁＝東京都港区虎ノ門3で、黒川晋史撮影

　台風7号が13日未明に発生し、発達しながら北上して14日夕方から夜にかけ小笠原諸島に接近するとみられる。16日から17日ごろにかけて強い勢力で東日本や北日本に接近する恐れがあるといい、お盆期間終盤でUターンラッシュが始まる中、交通機関に影響が出る可能性がある。

　気象庁によると、13日午後6時現在、台風7号は時速20キロ程度で北東に進んでいる。中心付近の最大風速は25メートルで、最大瞬間風速は35メートルとなっている。

　今後、発達しながら北上し、小笠原諸島では15日夕にかけ、24時間降水量が120ミリに達する激しい雨が予想されている。伊豆諸島でも15日には最大瞬間風速が40メートルとなる恐れがあり、大荒れになる可能性がある。

　JR東海は13日夕、台風7号の影響で16～17日に東海道新幹線で計画運休や遅延、運転見合わせが発生する可能性があると明らかにした。

　一方、東北地方を横断した台風5号は13日午前3時、日本海で熱帯低気圧に変わった。ただし、北海道と東北では14日にかけて大気の不安定な状況が続き、一部で警報級の大雨になる恐れがある。

　岩手県は13日、宮古市の80代男性が安否不明となっていると発表した。台風との関連は不明だが、県警や消防が捜索している。【巽賢司】