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阪神バスの運転士4人を懲戒処分 乗車券の釣り銭86万円着服

毎日新聞 / 2024年8月14日 16時6分

兵庫県尼崎市

 阪神電鉄の子会社「阪神バス」(兵庫県尼崎市)は14日、40~50代の男性運転士4人が乗車券の釣り銭約86万円を着服したとして、懲戒処分にしたと発表した。13日付。

 阪神バスによると、4日に乗客からメールで「バスの運転士が大人230円の運賃を小児120円に不正に操作し、釣り銭を着服していた」と指摘を受けた。調査の結果、運賃箱の操作履歴や車内のドライブレコーダーの映像から、4人が釣り銭を胸やズボンのポケットに入れたことが判明したという。組織的な関与は確認されていないという。

 4人はそれぞれ、大人の運賃を誤って小児用に設定した際、乗客から受け取った差額を着服したことがきっかけで始めたという。いずれも不正を認め、うち1人は「4年前から続けていた」と話しているという。4人は尼崎市内の路線を担当していた。

 阪神バスの担当者は「事態を重く受け止め、全運転士のコンプライアンス教育をこれまで以上に強化する。運賃箱のデータやドライブレコーダーの査察を行うなど、再発防止に取り組む」とコメントした。【洪玟香】

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