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夜空に咲き、湖面を彩る 諏訪湖花火大会、大迫力で観衆魅了

毎日新聞 / 2024年8月16日 15時16分

夜空を鮮やかに彩った豪華なスターマイン=諏訪市湖岸通り4の諏訪湖畔で2024年8月15日午後7時過ぎ、宮坂一則撮影

 諏訪の夏の風物詩・第76回諏訪湖祭湖上花火大会(同実行委員会主催)が15日夜、長野県諏訪市の諏訪湖畔であった。尺玉の大型花火や名物の水中スターマインなどが約2時間にわたって夜空と湖面を鮮やかに彩り、湖畔を埋めた大観衆を魅了した。

 たそがれ時の午後7時、オープニングの大スターマインで開幕。県内外の煙火店9社が競うスターマインや、競技花火、迫力満点の尺玉などが夜空を飾った。過去最高額の9448万円の協賛金が集まり、「轟(とどろき)と煌(きらめ)き!『貴方とともに諏訪湖の花火』」をコンセプトに2部構成で演出した。

 クライマックスは名物の水上大スターマイン「キス・オブ・ファイヤー」。クジャクの羽のように広がる花火が左右2方向から近づいてくる諏訪湖ならではの花火で、観客は光と大音響のショーを満喫していた。お盆で東京から帰省した諏訪市の女性(31)は友人と4人で見物。「夜空いっぱいに花火が広がる美しさと顔にあたる爆風のすごさは、超最高。花火はやっぱり諏訪湖です」と興奮気味に話した。

 大会は1949(昭和24)年8月15日、敗戦後の混乱の中で戦没者の追悼と復興を願って始まった。【宮坂一則】

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