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気温16度の根室で最東端マラソン 完走のご褒美は花咲ガニ

毎日新聞 / 2024年8月18日 14時52分

スタート時の気温16度と絶好のコンディションの中、健脚を競うハーフのランナー=根室市郊外で2024年8月18日午前9時、本間浩昭撮影

 北海道根室市で18日、「第8回最東端ねむろシーサイドマラソン」が開かれた。スタート時点の気温は16度。全国から集まった2~85歳のランナーが涼しい根室を体感しながら駆け抜け、完走者全員に名産の花咲ガニ1匹がプレゼントされた。

 この日の根室は雲が低く垂れ込め、絶好のマラソン日和。大会長の石垣雅敏市長は「根室は8月の平均気温が17・3度と日本一冷涼な気候です。さわやかな潮風を受け、当市ならではの景色をご堪能ください」と真夏の涼しさをPRした。ハーフがスタートした午前9時の気温は16度で、猛暑の本州から参加したランナーからは「寒い」という声さえ上がった。

 知床連山から国後島を望むハーフから10キロ、5キロ、3キロ、1キロの5種目に計806人が参加。途中棄権はわずか2人で、ほぼ全員が真っ赤にゆで上げられた花咲ガニを受け取った。また、表彰式会場では、花咲ガニの「鉄砲汁」も無料でふるまわれ、さわやかな汗をかいて走り終えた参加者は、濃厚なカニのエキスが出た汁を飲んで体を温めていた。【本間浩昭】

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