東海道新幹線、一時運転見合わせ 浜松－豊橋間で雨量が規制値に

JR東海

　東海道新幹線は27日午前、上り線の新大阪―東京間と、下り線の東京―名古屋間で一時運転を見合わせた。JR東海によると、27日午前8時ごろ、浜松―豊橋間に設置している雨量計が規制値に達したため、順次運転を見合わせたが、午前9時15分ごろに全線で運転を再開した。

　気象庁によると、台風10号の影響で、日本列島に暖かく湿った空気が流れ込み、東海地方では大気の状態が不安定になっている。愛知県田原市では27日午前、1時間に65ミリの非常に激しい雨を観測した。気象庁は岐阜と静岡、愛知、三重の4県で、非常に激しい雨が降り続ける「線状降水帯」が27日午前に発生する可能性があるとして、警戒を呼び掛けていた。【木原真希、島袋太輔】