東京湾アクアラインのトンネルで3台絡む事故、出火 1人死亡

東京湾アクアラインの木更津市（奥）側から手前の海ほたるパーキングエリア側に向かってできる車列＝千葉県木更津市で2023年6月17日、本社ヘリから三浦研吾撮影

　28日午前11時55分ごろ、千葉県木更津市と川崎市を結ぶ東京湾アクアラインのトンネルで、中型トラックや大型トレーラーなど計3台が絡む玉突き事故があった。トラックとトレーラーに挟まれた車両に乗っていた1人が死亡、トレーラーを運転していたとみられる60代男性も軽傷を負った。この事故で車両火災も発生し、2台が焼けた。

　神奈川県警高速隊などによると、現場は海ほたるパーキングエリア（PA）から川崎市方面に向かう片側2車線の上り。トラックが渋滞の最後尾にいた車両に追突し、弾みでこの車両が前方のトレーラーに追突したという。その後、挟まれた車両から出火したとみられる。

　高速隊はトラックを運転していた、いずれも自称で神奈川県平塚市の会社員、林田弘行容疑者（56）を自動車運転処罰法違反（過失致死）容疑で現行犯逮捕した。

　事故と火災の影響でアクアラインは午後6時現在、川崎浮島ジャンクション（JCT）―木更津金田インターチェンジ（IC）の上下線で通行止めが続いている。【柿崎誠、宮本麻由】