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愛知の土砂崩れ、2人安否不明 現場は災害警戒区域に指定されず

毎日新聞 / 2024年8月28日 20時0分

土砂崩れ現場で日没後も救助作業をする消防隊員ら=愛知県蒲郡市竹谷町で2024年8月28日午後6時43分、兵藤公治撮影

 27日午後10時10分ごろ、愛知県蒲郡市竹谷町の住宅で「土砂崩れが起きて家族5人が生き埋めになっている」と40代女性から119番があった。この家に住む30~70代の男女5人が土砂の下敷きになったとみられ、通報者を含む40代と70代の女性3人が救助され、病院に搬送された。通報者は軽傷、別の40代女性は意識はあるが重傷。70代女性は搬送時、意識はなかったという。残る2人の安否が分かっていない。

 蒲郡市災害対策本部などによると、現場は土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域に指定されていなかった。住宅は木造2階建てで、崩れた裏山の土砂に押しつぶされた。70代の夫婦と40代の娘2人、30代の息子の5人暮らしで、70代と30代の男性と連絡が取れておらず、消防隊や自衛隊など計100人以上が重機を使うなどして救助作業を続けている。

 今後も雨が予想されることから、同市は28日午前7時、土砂崩れがあった地区の住民14世帯37人に避難指示を出した。近くの公民館に避難所を設置し、避難を呼び掛けた。

 近所の男性は「『がしゃん』という大きな音が聞こえ、雷かと思ったら土砂崩れだった。警察に言われて慌てて避難した」と話した。生き埋めになっているとみられる70代男性と小中学校の同級生という男性は「ニュースを見て現場に駆けつけた。心配だ。早く救出されてほしい」と不安そうに話した。

 現場はJR東海道線・三河塩津駅から北に約2キロの山あいの集落。

 気象庁によると、蒲郡市では27日午後8時25分までの1時間に46ミリの雨を観測。同日午後10時20分までの24時間降水量は136・5ミリを記録し、平年の8月1カ月分を上回る量の雨が降った。【永海俊、塚本紘平、荒木映美】

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