1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

「海猿」など手掛けた安藤親広氏、映画「福島3部作」製作を発表

毎日新聞 / 2024年8月29日 14時0分

「映画に興味のある若い才能を福島に集めたい」と語る安藤親広さん(左から2人目)=福島市の県庁で2024年8月20日午後2時2分、錦織祐一撮影

 「踊る大捜査線 THE MOVIE」「海猿」「ALWAYS 三丁目の夕日」などを手掛けた映画プロデューサーの安藤親広さん(61)が中通り、浜通り、会津の「福島3部作」の映画を製作すると20日発表した。第1作は「ひかりのまち」と題して福島市と須賀川市を舞台に2025年秋にクランクイン。福島県誕生150周年、東日本大震災15年となる26年夏の全国公開を目指している。

 安藤さんは映像制作会社「ROBOT(ロボット)」(東京)で長年活躍。独立して23年に「KAT」をプロデューサーの田中成和さん(54)と共同創業した。田中さんが郡山市に縁があったことから県内をロケハンで回り、福島市飯野町の「UFOふれあい館」と須賀川市の火祭り「松明(たいまつ)あかし」からSF映画を着想した。ROBOTの松本千晶さん(31)が脚本・監督を務める。

 UFOふれあい館でアルバイトをする主人公の女子高校生が、イケメンの転校生から「僕は宇宙人で、自分の星に帰るのを手伝ってほしい」と頼まれ、巻き込まれながらも恋に落ちていく――というストーリーのSF青春ラブコメディーだ。

 主人公はオーディションで決定し、県内を中心にロケ撮影する。安藤さんは「福島は素直にいい場所がたくさんあり、特に自然はちゃんと映したい。ドローンなどの技術開発も進んでおり、ぜひ活用したい」。松本さんは「福島だからこそ撮れる、福島に行かないと撮れない絵を探していたところ、松明あかしにたどり着いた。とてつもないパワーで、世界に発信できるものが撮れる」と力説した。

 KATは来年にも福島市に移転し、3部作に「10年くらいのスパン」(安藤さん)で取り組む。福島での人材育成にも力を入れたいといい、安藤さんは「映画に興味のある若い才能が福島に集まり、一緒に製作する中で映画を作る達成感、楽しさを体感してほしい。壮大な自主映画のイメージです」と構想を披露した。【錦織祐一】

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください