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9歳、道に迷った高齢者を救助 学校で実践授業 安心するよう声掛け

毎日新聞 / 2024年9月3日 13時0分

大浦署の一瀬永充署長(右)から感謝状を受け取った長浜凌太朗さん=長崎市小ケ倉町で2024年9月2日午前9時7分、百田梨花撮影

 道に迷っている80代女性を助けたとして長崎県警大浦署は2日、長崎市立小ケ倉小4年、長浜凌太朗さん(9)に感謝状を贈った。長浜さんは学校で認知症の高齢者への対応を学んだ経験を生かし、女性を安全に誘導した。長浜さんは「緊張したが、道案内して良かった」と笑顔で話した。【百田梨花】

 長浜さんは夏休みの8月18日昼ごろ、友人宅から帰宅途中、同市小ケ倉町2で面識のない女性に話しかけられた。女性は困ったような顔で「どこの小学校?私の娘がいるかもしれない」と言った。

 言動を不自然に思った長浜さんは帰宅して母親に伝え、女性のところへ戻った。自宅の場所をうまく説明できない女性を小ケ倉小まで誘導。母親が小ケ倉町交番に通報し、女性は無事保護された。

 小ケ倉小では、4年生の総合的な学習で外部から講師を招き、認知症への理解を深め、道に迷った人に声を掛けるなどの実践練習に取り組んでいる。長浜さんも1学期の学びを生かし、女性が安心するように声を掛けた。

 長浜さんは「これからも困っている人を見つけたら助けたい」と語った。感謝状を贈った同署の一瀬(いちのせ)永充(ひさみつ)署長は「学校や家庭での教育が救助に生かされた。行方不明になる高齢者が増える中、小学校など地域全体で見守りながら安全を高めていきたい」と話した。

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