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JR水戸駅北口の再開発計画概要を発表 史跡エリアと駅が「直結」

毎日新聞 / 2024年9月5日 21時26分

水戸駅北口の再開発のイメージ。駅とペデストリアンデッキで直結する=再開発組合提供

 JR水戸駅北口に面する水戸市三の丸地区の再開発について、地権者らでつくる市街地再開発組合は5日、計画概要を正式に発表した。施設は駅とペデストリアンデッキで結ばれ、隣接する弘道館など史跡が残るエリアとの行き来がしやすくなりそうだ。

 再開発組合によると、敷地面積約6675平方メートルの計画地に、20階建ての住宅棟と4階建ての業務棟、234台分の駐車場棟を建設する。3棟の延べ床面積2万5150平方メートルの大半はマンションとなり、2280平方メートルにとどまる業務棟の核テナントは、損害保険大手のMS&ADインシュアランスグループの県内拠点になる。

 今年7月に着工済みで2027年2月の完成を目指す。再開発組合によると、中心市街地が空洞化するなか、09年に商業施設「リヴィン水戸店」が閉店。地権者が15年に再開発準備組合を結成した。高低差が12・5メートルある複雑な地形や東京オリンピックに伴う資材高騰などを考慮し、ホテルや大型ホールの誘致も検討したが、収支が合わないと判断したケースもあったという。

 林昌鎬理事長は「全てが好転するとは考えていないが、駅前なのに草ぼうぼうの更地でカエルの鳴き声がしていた状況から脱却できるのは一歩前進」などと話した。

 水戸市などによるとこの再開発の総事業費は116億円。そのうち国や市が補助金として計46億円を支出している。【寺田剛】

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