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田中正造、没後111年 支援者の子孫が講話「精神を後世に」

毎日新聞 / 2024年9月6日 13時15分

春日岡山惣宗寺で営まれた正造没後112回法要=2024年9月4日午前11時31分、太田穣撮影

 足尾銅山鉱毒事件の追及と被害民の救済に半生をかけた田中正造(1841~1913年)の没後111年の4日、本葬が営まれた栃木県佐野市金井上町の春日岡山惣宗寺(佐野厄よけ大師)で112回法要があり、約110人が参列した。

 主催は一般財団法人「田中正造記念協会」(理事長=金子裕・佐野市長)。恒例の記念講話は、正造の有力支援者だった実業家、蓼沼丈吉(1862~1919年)の子孫で、丈吉が設立した「蓼沼慈善団」の後継にあたる公益財団法人「三好園」の蓼沼恒男理事長が講師を務めた。

 蓼沼理事長は、正造が丈吉に依頼し、若き同志だった黒沢酉蔵(1885~1982年)が復学する際の学費支援を続け、後に乳業メーカーや酪農学園大学を創設した黒沢も育英事業に力を入れたエピソードなどを紹介。人を育てることや正造の精神を後世に伝えることの大切さを訴えた。

 読経や講話に続き、参列者が焼香し、正造の遺徳をしのんだ。【太田穣】

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