双子の大食いYouTuberが三重グルメ紹介 魅力発信で町おこし

大食い企画に挑戦するはらぺこツインズの2人＝県庁で2024年9月5日午後0時32分、原諒馬撮影

　三重県民におなじみの「大内山牛乳」を生産する大内山酪農農業協同組合（大紀町）が公式YouTubeチャンネルに桑名市出身の双子YouTuber「はらぺこツインズ」出演のグルメ紹介動画を投稿している。食の魅力を発信することで町おこしにつなげるのが目的。来年1月まで続ける。

　はらぺこツインズは小野かこさん（33）と、あこさん（33）の双子姉妹。高校時代まで県内で過ごした。2017年から始めたYouTubeでの大食い企画が話題となり、これまで投稿された約860本の動画の総視聴数は2億6000万回にのぼる。登録者は55万人。

　組合は設立75周年企画として6月から週3本（火・木・土曜）の新作を披露。期間中に設立年数と同じ計75本の動画を配信する予定だ。公開された動画では、伊勢土産の定番・赤福餅から臭みが無いのが特徴の「伊勢ぶり」の刺し身まで幅広い産品を紹介している。

　県庁で5日にあった撮影では2人の前に亀山市のご当地グルメ「亀山みそ焼きうどん」と津市が発祥とされる「天むす」が各5人前用意された。2人は「おいしい」とほお張り、同席した一見勝之知事と談笑しながら完食した。この際の動画は9月中旬ごろの公開を予定している。

　2人は「桑名出身ですが、同じ県内でも食べたことのないご当地グルメがあり興味がありました」と企画に至った経緯に言及し「全国の方にいろいろな食の魅力をもっと伝えていけたら」と話した。

　配信のYouTubeチャンネルは大内山酪農農業協同組合（https://www.youtube.com/@ouchiyamamilk/videos)。【原諒馬】