小田急線に「くらげ駅」出現 新江ノ島水族館のユニークな試み

9月9日、小田急線町田駅に登場する「くらげ駅」のイメージ＝新江ノ島水族館提供

　クラゲの飼育や展示で有名な新江ノ島水族館（藤沢市）は9～15日、小田急線町田駅（東京都）のコンコースに「くらげ駅」の駅名標と同水族館ゆかりのクラゲの名前を盛り込んだ「くらげ電鉄　路線図」の壁面ポスターを掲示する。開業20周年記念の特別展「“えのすい”のくらげ展」の関連イベントで、架空の駅を出現させて同展に誘うユニークな試み。

　駅名票は高さ約1メートル、長さ約3・6メートル、路線図は高さ約1メートル、長さ約4・3。くらげ電鉄全74駅の駅名は新江ノ島水族館の開業から20年間で展示してきたクラゲの名前になっている。

　同水族館では7月、小田急線2編成の車両内をクラゲのポスターなどでいっぱいにする「くらげとれいん」を実施した。子供らに好評だったことから、第2弾として「ク（9）ラゲ月のク（9）ラゲの日に『くらげ駅』を出現させることにした」という。同水族館広報担当は「斬新で前例のない試み。ぜひ、楽しんでいただきたい」と話している。【因幡健悦】