1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

福島第1原発の燃料デブリ回収、10日に作業再開 トラブルで中断

毎日新聞 / 2024年9月9日 18時43分

東京電力福島第1原発2号機の燃料デブリを取り出す装置を押し込むパイプ5本。包まれた状態で原子炉建屋内に運び込まれた=東京電力提供

 東京電力福島第1原発の溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の初回収に向けた2号機での作業が中断したトラブルについて、東電は9日、作業を10日に再開すると発表した。当初の予定から約3週間遅れとなる。

 作業は8月22日に着手する予定だったが、取り出し装置を格納容器内部へ押し込むパイプ5本についてケーブルを通す順番に間違いがあることが直前で発覚し、作業を中断した。

 東電は現場を協力企業任せにしていたことが「初歩的ミス」の原因だと分析。作業工程を見直した上で、パイプを正しい順番に並び替えた。9日には小早川智明社長が福島第1に入り、原子炉建屋内にある作業現場を遠隔操作室から最終確認した。

 東電は10日午前7時ごろから作業を再開する予定。取り出し装置を押し込むパイプ5本をつなぎ、格納容器内部につながる穴へ押し込む。当初は試料を回収するまで約2週間を見込んでいたが、単純作業も含めて東電社員による確認項目を追加したため、想定より時間がかかる可能性があるという。【高橋由衣】

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください