北九州の自然の恵みが地ビールに ホップ、浄化センターの汚泥が肥料
毎日新聞 / 2024年9月10日 8時45分
北九州市の水道水や浄化センターで育てられたホップを原料に醸造された地ビール「KITAKYUSHUダブリュー」が完成し9日、企画した「響灘ホップの会」から武内和久市長に披露された。
2019年に結成された響灘ホップの会は、ホップの生産者や門司港レトロビール、地元の酒販店などで構成。ホップの栽培からビール醸造まで一貫して取り組んできた。
地ビールは、道原浄水場(小倉南区)の水道水と、日明浄化センター(小倉北区)で汚泥を肥料に栽培されたホップを原料に醸造された。爽やかですっきりした風味が特徴だという。ラベルには若戸大橋や若松ジャズ、旧古河鉱業若松ビルが描かれたデザインマンホールを配した。
武内市長は「北九州市が持つ自然の恵みの豊かさが詰めこまれ、多くの人に愛されることを期待します」とあいさつ。響灘ホップの会の安枝裕司・響灘ビオトープ園長は「ホップも豊作でおいしいビールが届けられるようになった」と語った。
限定4000本(350ミリリットル入り)で10日、門司港地ビール工房や小倉井筒屋、市内の酒店などで発売される。550円(税込み)。【城井謙治】
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