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フジモリ元ペルー大統領死去 熊本のいとこ「誇らしく尊敬していた」

毎日新聞 / 2024年9月12日 18時31分

藤森不二夫さんの自宅には今も大統領就任時のフジモリ氏の写真が飾られている=熊本市西区で2024年9月12日午後3時55分、野呂賢治撮影

 南米ペルーのアルベルト・フジモリ元大統領の死去を受け、両親の出身地である熊本県の木村敬知事は12日、「心から哀悼の意を表します」とのコメントを発表した。

 木村氏は副知事だった2023年11月にペルーを訪問し、県出身者の移住120周年を記念した行事に参加した。「フジモリ氏をはじめ、熊本から移住した日系人の方々が築いた日本への信頼という貴重な財産を深く感じた」とたたえた。

 フジモリ氏は生前、熊本を度々、訪問していた。父親同士が兄弟でフジモリ氏のいとこに当たるミカン農家の藤森不二夫さん(87)=熊本市西区=は今朝、畑に行く途中で訃報を知った。今も居間には大統領就任時のフジモリ氏の写真が飾られている。「一族として誇らしく、尊敬していた」と話す。一方、在任中にゲリラ鎮圧に注力し、市民殺害事件に関与したなどとして有罪判決を受けて収監されたフジモリ氏について「晩年は自由がなかったようで、きつかったろう。残念だった」と語った。

 フジモリ氏が03年11月、熊本市内であったイルミネーションの点灯式に出席した際に親交を深めたという「西銀座通り繁栄会」の会長、荒木誠也さん(77)は「偉ぶる感じは全くなく、気さくで優しい好々爺(こうこうや)のような人。カラオケで流ちょうに日本の歌謡曲を歌っていた」としみじみ。「熊本ゆかりの人が外国で大統領を務めたというのは誇らしい」と悼んだ。【野呂賢治】

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