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「王将」社長射殺事件 公判は裁判員裁判の対象外に 京都地裁決定

毎日新聞 / 2024年9月12日 19時49分

京都地裁、京都簡裁が入る庁舎=村田拓也撮影

 「餃子の王将」を全国展開する王将フードサービスの社長だった大東隆行さん(当時72歳)が射殺された事件で、殺人罪などで起訴された特定危険指定暴力団・工藤会系組幹部の田中幸雄被告(57)の公判について、京都地裁は裁判員裁判の対象から除外し、裁判官のみで審理することを決定した。10日付。被告が暴力団組員であることを考慮したとみられる。

 殺人事件の刑事裁判は市民が審理に加わる裁判員裁判の対象になっているが、裁判員法は裁判員の生命、身体、財産に危害を加えられるなどする可能性がある場合、対象事件から除外すると定めている。

 弁護人によると、田中被告は「やっていない」などと話し、無罪を主張する方針。初公判の期日はまだ決まっていない。

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