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電動スケーター、安全運転を 三重県警が自治体職員らに研修会

毎日新聞 / 2024年9月16日 9時45分

電動キックスケーターに乗る参加者=津市垂水の県運転免許センターで2024年9月9日午後3時18分、渋谷雅也撮影

 電動キックスケーターなど小型モビリティーの交通ルールを理解してもらおうと三重県警は9日、県免許センター(津市垂水)で研修会を開いた。県内の自治体職員や自動車販売店など事業者ら約20人が参加し、交通ルールなどについて学んだ。

 研修会は昨年11月に初めて実施され、今回が2回目の開催となった。交通安全対策の講義では、県警交通安全企画課や国交省中部運輸局が販売時に購入者の年齢確認や交通ルールを示した動画を流すなど、安全対策の徹底を呼びかけた。

 電動キックスケーターの乗車体験も行われた。参加者は県免許センター職員の指導を受けながら、車道の左側を走行することや交通ルールで定められている2段階右折などを確認していた。

 最初こそ速度を出すことにためらいが見られたものの、次第に慣れてくると、風を切る感覚を味わって楽しむなど笑顔を見せた。初めて乗車した四日市市職員の山口孝文さん(49)は「とても快適で利便性があるものだと知って楽しかった。だが、走ってみて怖さもあり、しっかり安全対策を理解して乗らないといけない」と語った。

 電動キックスケーターは以前、原動機付き自転車と同じ車両区分に分類されていた。昨年7月施行の改正道交法により、新しく設けられた「特定小型原動機付自転車」に位置付けられると、最高時速を20キロ以下に抑えるなど一定の要件を満たせば16歳以上で免許なしで乗ることができ、ヘルメットの着用は努力義務となっている。より手軽に乗りやすくなった一方で、利用者の安全対策への意識向上も求められる。

 県警によると、県内では3月末時点で190台の電動キックスケーターが登録されている。改正道交法が施行された2023年7月から24年6月末までに県内で電動キックスケーターの交通事故はないものの、23年7月に歩道を走行したことによる通行区分違反で1件検挙された。

 県警交通安全企画課の原晋也・安全対策室長は「県内で小型モビリティーはまだまだ普及していないが、事故がないよう、交通ルールを守って乗ってもらいたい」と話した。【渋谷雅也】

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