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逮捕の知床遊覧船社長 事故4日後に土下座で謝罪 会見を振り返る

毎日新聞 / 2024年9月18日 16時0分

事故4日後の記者会見で土下座して謝罪した、運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長=北海道斜里町で2022年4月27日、猪飼健史撮影

 北海道・知床半島沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が沈没した事故で、第1管区海上保安本部は18日、運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長(61)を業務上過失致死と業務上過失往来危険の容疑で逮捕した。捜査関係者への取材で判明した。桂田容疑者は事故4日後の2022年4月27日に記者会見を開き、土下座して謝罪していた。当時の主な発言は次の通り。

 ――出航を決めたのは

 ◆最終的に判断は全て私。

 ――どういった場合に欠航するのか

 ◆高さ1メートル以上の波と風速8メートル以上の風、視界が300メートル以下など。

 ――なぜ出航をやめなかったのか

 ◆(出発地点の)ウトロ漁港は平穏な波だった。風もなかった。ある程度、出航できると当時は思っていた。

 ――午後に必ず荒れるということで漁船は出航をやめた。同業他社も出航していないが

 ◆(同業者は)シーズンの始まりが多少ずれているためで、そもそも予定がなかった。

 ――同業他社から出航を止められたが

 ◆午後に天気が悪くなる場合、船長判断で引き返す「条件付き運航」を長年やっている。

 ――波浪注意報が出ていることを把握していたか

 ◆知っていた。

 ――当時の判断をどのように考えるか

 ◆今となれば、判断的に間違えていたと感じている。

 ――事故当日、事務所にいなかったのか

 ◆その時はいなかった。病院にいた。

 ――同業他社の船がコースにいない中での出航を危険と思わなかったのか。(同業者がいたら)救助できたかもしれないが

 ◆その時は、思わなかった

 ――自身の安全管理がずさんだったという認識は

 ◆結果的にそういう形だと思う。シーズン初めだったのでチェック漏れの所が多かった。

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