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コロナワクチン定期接種、全国で開始 65歳以上の高齢者ら対象

毎日新聞 / 2024年10月1日 9時39分

新型コロナウイルスワクチンの定期接種を受ける患者(左)=東京都板橋区で2024年10月1日午前9時9分、肥沼直寛撮影

 65歳以上の高齢者らを対象にした新型コロナウイルスワクチンの定期接種が1日、全国で始まった。東京都板橋区の病院では接種の様子が報道陣に公開された。

 定期接種は、65歳以上の高齢者と、60~64歳で心臓や呼吸器などに基礎疾患がある人が対象。接種は年1回で、医師の判断でインフルエンザワクチンなどとの同時接種が可能だ。

 昨年度まで続いた全額公費負担の特例措置は終了し、今回から最大7000円の自己負担が生じる。自治体によっては補助金を設けており、自己負担が軽減される。

 使用するワクチンは、オミクロン株の「JN・1」に対応したタイプの5製品。

 ファイザー、モデルナ、第一三共の3社のメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンや武田薬品工業の組み換えたんぱくワクチンのほか、今回から新たに「Meiji Seika ファルマ」のレプリコンワクチンが加わった。レプリコンワクチンはmRNAワクチンの一種で、mRNAが細胞内で複製される。

 使われるワクチンの種類は、自治体や医療機関によって異なる。

 定期接種の対象者以外で希望する場合は、費用が全額自己負担となり、1万5000円程度かかる。【肥沼直寛】

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