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ヤクルト青木・引退試合の日に…宮崎空港陥没で終日欠航、ファン落胆

毎日新聞 / 2024年10月2日 13時1分

宮崎空港のチケットカウンター前で変更や払い戻しの列に並ぶ人々。思わぬ事態に疲れた様子が見えた=宮崎市赤江の宮崎空港ビル1階で2024年10月2日午前11時36分、塩月由香撮影

 宮崎市の宮崎空港で2日午前8時ごろ、滑走路につながる誘導路付近が陥没しているのが見つかった。国土交通省宮崎空港事務所などによると、滑走路を閉鎖し、航空機の離着陸を見合わせている。2日は終日閉鎖する予定で、複数の出発便と到着便が軒並み欠航している。「爆発音がした」との情報もあり、宮崎県警は不発弾があった可能性もあるとみて調べている。陸上自衛隊は県警からの要請を受け、佐賀県の目達原駐屯地所属の不発弾処理隊を宮崎空港に派遣した。

 宮崎県警宮崎南署によると、「滑走路でアスファルトがめくれて煙が出ている」と通報があった。直径約7メートル、深さ約1・2メートルの穴が開いているという。市消防局にも2日午前8時10分ごろ、「空港の敷地内で爆発音が聞こえた」と連絡があった。けが人はいない。

 2日夜に神宮球場(東京都新宿区)である宮崎県出身のプロ野球・ヤクルト、青木宣親外野手の引退試合を観戦するため、午前中の便に乗るはずだった宮崎県新富町の団体職員、赤木俊和さん(47)は「1泊2日で休みを取り、東京にいる同級生と応援する計画だった。よりによって、この日に」と肩を落としていた。

 宮崎空港一帯では不発弾が相次いで見つかっている。2009年1月に空港近くの工事現場で発見されたほか、11年の6月と11月には滑走路内で重さ約50キロと約250キロの不発弾がそれぞれ見つかった。いずれも米軍が戦時中に投下したものとみられる。宮崎空港は1943年に旧海軍赤江飛行場として建設された。【山口響、塩月由香、平川昌範】

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