三重大ハラスメント訴訟 女性准教授が一部逆転勝訴 名古屋高裁
毎日新聞 / 2024年10月4日 9時48分
三重大大学院工学研究科の女性准教授が、同科の教授らにハラスメント行為を受けたとして、三重大に約4000万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、名古屋高裁の長谷川恭弘裁判長(朝日貴浩裁判長代読)は3日、原告の訴えを棄却した1審・津地裁の判決を変更し、一部の行為をハラスメントと認め、同大に110万円の支払いを命じた。
判決によると、女性は2008年4月、三重大大学院工学研究科の助教として採用された。当時の大学の規則では工学研究科の助教を採用する場合、任期を定めることができなかったが、採用面接を担当した教授らが、それを認識しながら5年の任期付きの契約を締結。その後、女性は任期が定められないことに気づいて雇用継続されたが、長谷川裁判長は「(女性の)地位が不安定な状況に置かれた」と指摘した。
また、同大が女性の執務室に、災害時の被災状況をモニタリングするためのカメラを設置。だが、女性にそのことを説明せず、同大以外の第三者も閲覧できる状況になっていたとし「プライバシーを不当に侵害する」と認定した。
同大は「判決文などが手元に届いていないのでコメントは差し控える」と話した。【道下寛子】
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
三重大のハラスメントを一部認定 名古屋高裁が賠償命令
共同通信 / 2024年10月3日 17時58分
-
自衛隊パワハラ死亡訴訟、2審で賠償額30倍の6720万円…教官「お前のようなやつは殺してやりたいくらい」
読売新聞 / 2024年10月2日 20時37分
-
陸自パワハラ自殺訴訟 国に6700万円賠償命令 福岡高裁
毎日新聞 / 2024年10月2日 18時1分
-
住民個人情報の抹消命じる、岐阜 高裁、県警の収集は「違憲違法」
共同通信 / 2024年9月13日 20時42分
-
大学教授の年収はどれくらい? なるためにはどのような手順を踏めばよいの?
ファイナンシャルフィールド / 2024年9月10日 2時10分
ランキング
-
1日本テレビの車両が民家の納屋に突っ込む事故 茨城・城里町
日テレNEWS NNN / 2024年10月7日 12時24分
-
2“害獣”アライグマが東京23区内でも急増中! 指を食いちぎる凶暴さ、感染症の恐れも…「繁殖力が強く家の屋根裏に棲みついてしまう」被害総額は4億円超
集英社オンライン / 2024年10月7日 11時30分
-
3【台風情報】台風19号発生へ 台風のたまご=熱帯低気圧が発達 気象庁の予想詳しく【12日(土)までの雨・風シミュレーション】
MBC南日本放送 / 2024年10月7日 13時46分
-
4習近平政権は「日本の大失敗」から何も学んでいない…「タワマンもEVも売れない」不景気対策が自滅を招く理由
プレジデントオンライン / 2024年10月7日 9時15分
-
5越後駒ケ岳近くで沢登り中の20代女性が滑落か 6日は悪天候で捜索打ち切るも7日に発見 命に別状なし
BSN新潟放送 / 2024年10月7日 8時47分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください