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「サウナ伝来の地」根室で初のサウナ祭り開幕 「気分は最高」

毎日新聞 / 2024年10月5日 16時48分

江戸後期に来航したロシア遣日使節の錨泊地となった弁天島(中央奥)を望む高台のデッキチェアで「ととのえる」参加者=根室市の金刀比羅神社境内で2024年10月5日午前9時28分、本間浩昭撮影

 日本の「サウナ伝来の地」とされる北海道根室市で5日、初の「根室サウナ祭り2024」が開幕した。会場となった根室金刀比羅(ことひら)神社駐車場に3~6人収容のテント式サウナが3基設置され、訪れた人たちが北欧式サウナを楽しんだ。

 北見市から駆けつけたサウナー(サウナ愛好家)の会社員男性(51)は、ストーブの上で熱したサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させるフィンランド式入浴方法「ロウリュ」で汗を流し、「気分は最高です」と目を細めた。

 根室では1792(寛政4)年に、漂流民・大黒屋光太夫らを乗せた帝政ロシアの帆船「エカテリーナ号」が来航。ロシア初の公式遣日使節、アダム・ラクスマンらが約8カ月の滞在の間にサウナを伝えたことにちなみ、市地域おこし協力隊の高橋竜太さん(23)が祭りを企画した。会場からはラクスマンが過ごした弁天島が望め、高橋さんは「この地でサウナのイベントをやりたかった」と話す。

 一方、今年7月には「サウナ伝来の地・根室まちおこし研究グループ」の15人が、ラクスマンの父の生誕地でサウナの本場であるフィンランドのサボンリンナ市を視察。全国的にサウナ人気が続く中、サウナの歴史を根室のまちおこしの起爆剤にしようという機運が高まっている。

 同グループの岩崎祥治代表は「伝来の地のサウナブームをサウナ文化に変えるきっかけにしたい」と語る。

 6日も午後5時まで行われる(大人2500円、12歳未満1500円)。【本間浩昭】

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