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「一人一人の声が世界動かす」 ガザ停戦求める集会やデモ行進 熊本

毎日新聞 / 2024年10月7日 17時27分

街頭でガザの停戦を訴える市民ら=熊本市中央区で2024年10月6日午後2時21分、中村敦茂撮影

 パレスチナ自治区ガザ地区でのイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘は7日で開始から1年が過ぎた。熊本市中心部の街頭で5、6日、停戦を求める市民らによる集会や催しがあり、やまない犠牲と暴力に悲しみと怒りの声が上がった。

 ガザでの戦闘は2023年10月7日、ハマスによる越境攻撃で開始。反撃したイスラエルによる激しい空爆や地上侵攻により、ガザ側の死者は4万1000人を超え、このうち子どもが1万6000人以上にのぼるとされる。イスラエル側は越境攻撃で約1200人が死亡している。

 集会などは有志でつくるパレスチナを想う熊本市民の会が主催。5日はガザの死者を悼み、赤い涙の絵を描く「Tears for Palestine(パレスチナに涙を)」があった。

 スタッフが犠牲者リストの名前と年齢を読み上げる中、呼びかけに応じた人が絵筆を執り、白い布(約1メートル×3メートル)に1人一つずつ涙の粒を描いた。沖縄県から帰省中に参加した自営業、原岡由紀子さん(32)は「(亡くなった)一人一人の人生があった。早くあのリストが止まるようにしないといけない」と胸を痛めていた。

 6日は集会とデモ行進の「Walk for Palestine(パレスチナ連帯ウオーク)」があり、約60人が参加した。

 集会で参加者らは「こどもを殺すな」「NO WAR」などのプラカードを掲げ、「一人一人の声が世界を動かします」などと訴えた。その後デモ行進し戦闘行為に抗議した。

 市民の会は戦闘の開始以降、週末中心に30回以上のスタンディングデモなどを重ねてきた。呼びかけ人の女性は「1年となるのは苦しい思いだが、ガザの人は私たちの何千倍も苦しんでいる。変わらない状況をあきらめるのではなく、停戦と解放を求めるパレスチナの声を代弁していきたい」と話した。メンバーの一人で、熊本県玉名市の会社員、甲斐義隆さん(53)も「あきらめる選択肢はない」と力を込めた。

 市民の会ではインスタグラムなどで活動予定を発信している。次回は14日。【中村敦茂】

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