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1歳男児が死亡 死因は腹部の内出血、暴行されたか 大阪府警が捜査

毎日新聞 / 2024年10月8日 21時13分

亡くなった西村結翔ちゃんが住んでいたマンション=大阪市平野区長吉出戸で2024年10月8日午後8時3分、川地隆史撮影

 大阪府警は8日、大阪市平野区長吉出戸のマンションに住む1歳6カ月の男児が死亡し、司法解剖で腹部に強い力が加えられた痕があったと明らかにした。府警は何者かに暴行され死亡したとみて捜査を始めた。

 死亡したのは、西村結翔(ゆいと)ちゃん。同居する20代の母親が7日正午ごろ、布団でうつぶせに寝ていた結翔ちゃんが青ざめて口を閉じていることに気付き、「子どもが息をしていない」と119番した。結翔ちゃんは心肺停止状態で病院に搬送されたが、約1時間後に死亡が確認された。

 司法解剖の結果、結翔ちゃんの死因は腹部の内出血だった。右胸付近に打撲痕が見つかったほかに小腸が断裂しており、肝臓にも強い衝撃が加わった形跡があったという。

 府警は、母親がぐったりした結翔ちゃんを発見する約1時間前の7日午前11時ごろに何者かが暴行を加えて死亡させたと判断。殺人や傷害致死容疑を視野に捜査している。

 同じマンションに住む女性は「夜に赤ちゃんの尋常じゃない泣き声が聞こえたことがある。『ドンドン』と大きな音もして、何が起きているのかと気になったことがあった」と話した。【林みづき、斉藤朋恵、中田敦子】

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