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埼玉の被団協事務局長「もう授賞ないかと思っていた」 驚きの声

毎日新聞 / 2024年10月11日 20時1分

広島原爆の日の原爆ドーム=広島市中区で2023年8月6日午前9時45分、本社ヘリから北村隆夫撮影

 埼玉県の被爆者団体「県原爆被害者協議会(しらさぎ会)」事務局長の佐伯博行さん(80)は、記者から日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が今年のノーベル平和賞に決まったという一報を聞いて「ええっ」と驚きの声を上げた。続けて「唯一の戦争被爆国で被害の実相を訴え続けてきた活動が、こうして世界で評価されて大変励みになる」と話した。

 佐伯さんは広島にいた1歳の時に被爆した。記憶はないが、「核廃絶のために少しでも力になれれば」と被害を語り継ぐ活動を続けてきた。ノーベル平和賞は2017年に、核兵器禁止条約の採択に尽力した国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)が受賞しており、「もう(日本被団協は)ないのかと思っていた」と笑った。

 「被爆者の活動を、世界にやっと理解してもらえたという思い。被爆者が年々少なくなる中、授賞によって再び被爆者の声を聞いてもらう機会や核廃絶の機運につながってほしい」と願った。【春増翔太】

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