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広島カープ・松田元オーナー「日本被団協の活動、尊敬に値する」

毎日新聞 / 2024年10月11日 20時0分

プロ野球・広島オーナーの松田元さん=広島市南区で2016年10月24日、山田尚弘撮影

 プロ野球・広島の松田元(はじめ)オーナーは11日、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)がノーベル平和賞に選ばれたことについて「被爆80年を来年に控え、平和賞に輝かれたことは非常に喜ばしい。日本被団協の皆さんの活動は尊敬に値する」と話した。

 広島は被爆から4年後の1949年に設立された。復興の途中で、プロ野球チームを経営する余裕をもった親会社が広島県内になかった中で「市民球団」として誕生し、復興の象徴とされてきた。

 「原爆投下の後で、皆さんが(球団を)作ってくれたことの感謝を忘れてはいけない」と松田さんは語る。松田さんは、母と祖母が被爆した「被爆2世」だ。「僕らの世代は直接関係ないが、父母の世代は大変だったと思う」と話した。

 現在も8月6日に近い日のホームゲームを平和と核兵器廃絶を願う「ピースナイター」として開催するなど、球団としても平和の大切さを伝える活動は続く。松田さんは「カープが生まれた歴史の中にあった被爆という事実を忘れてはいけない。我々としても、次の世代に伝えていきたい」と力を込めた。【吉川雄飛】

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