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JR米坂線の早期復旧呼びかけ 沿線ゆかりのアーティストが応援歌

毎日新聞 / 2024年10月21日 16時26分

JR米坂線の早期復旧を求めるイベントで演奏を披露した関川中吹奏楽部のメンバー=新潟県関川村で2024年10月20日午後1時9分、神崎修一撮影

 2022年8月から一部区間の運休が続くJR米坂線について、早期復旧を呼びかけるイベントが20日、新潟県関川村の道の駅関川「せきかわふれあいど~む」で開かれた。新潟、山形両県の市民グループが協力し、初めて新潟県側で開催。沿線ゆかりのアーティストが米坂線の「応援ソング」を披露し、地元の関川中吹奏楽部のメンバーによる演奏が会場を盛り上げた。

 イベントは山形県川西町の市民グループ「JR米坂線100周年記念事業実行委員会」が主催し、村上市の「米坂線早期復旧と地域活性化を考える会」が共催として加わった。山形側では米坂線の駅前広場などを活用した応援ライブやマルシェを開き、復旧への機運を高めてきた。

 両県の市民有志が協力・連携し、応援イベントの新潟県側での開催が実現した。実行委の久保道典会長は「鉄道を生かして沿線の魅力を発信したい。子どもたちのためにも米坂線を復旧させたい」とあいさつ。考える会の野田尚道代表は「地域住民が一つになり、我々の力で復旧させないといけない」と呼びかけた。

 応援ライブでは、考える会のメンバーでシンガー・ソングライターの藤井明人さん(65)や、山形で活動する音楽ユニット「風とたんぽぽ」が米坂線の応援ソングをそれぞれ披露した。会場では早期復旧を求める署名活動も行われた。

 米坂線は今泉(山形県長井市)―坂町(村上市)間が2年以上も運休し、バスによる代行運転が続く。JR東日本は復旧費や利用減少などを理由に「単独での運営を前提とする復旧は困難」として、今後のあり方について、上下分離方式の導入やバス転換などを示し、地元自治体側と議論を進めるとしている。【神崎修一】

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