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横浜強盗殺人、容疑者「面識ない実行役と待ち合わせの指示受けた」

毎日新聞 / 2024年10月21日 20時38分

男性の遺体が見つかった住宅を調べる捜査員ら=横浜市青葉区で2024年10月16日午後1時58分、本社ヘリから玉城達郎撮影

 横浜市青葉区の住宅で住人の男性(75)が殺害された事件で、強盗殺人容疑で逮捕された自称・個人事業主の宝田真月(まづき)容疑者(22)=千葉県印西市=が指示役から、他の実行役2人と青葉区内で待ち合わせて現場に向かうよう指示されたと供述していることが捜査関係者への取材で判明した。

 宝田容疑者は、他の実行役2人と面識がないと説明しており、神奈川県警は指示役が実行役の行動を細かく指示し、確認していたとみている。

 捜査関係者によると、宝田容疑者は自分名義の車を使用。「指示役の指示で、自分が運転する車に他の2人を乗せ、男性宅に向かった」と供述しているという。殺害された後藤寛治さんの住宅の場所も指示役から指定されたとしており、後藤さん宅の付近にある防犯カメラには宝田容疑者の車が映っていた。

 宝田容疑者はSNS(ネット交流サービス)で「闇バイト」に応募し、事件の指示役とつながったとされる。実行役は自身を含めて3人と説明しているという。

 宝田容疑者は闇バイトとは知らずに応募したとみられ、「途中で犯罪に加担することに気づいたが、個人情報を教えたため、仕返しや家族に危害を加えられるのが怖くて抜け出せなかった」と話しているという。【宮本麻由、横見知佳】

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