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空母「瑞鶴」沈没80年の慰霊祭 半数が戦死、生存者の肉声再生も

毎日新聞 / 2024年10月25日 17時38分

空母瑞鶴の慰霊碑に戦死者の冥福を祈る祭詞を奏上する神職。左の三角マスト(復元品)には旧海軍旗が掲揚されている=橿原市の橿原神宮若桜友苑で2024年10月25日午後1時54分、皆木成実撮影

 太平洋戦争末期の比レイテ沖海戦(1944年10月)で約1700人の乗組員の半数以上が戦死した航空母艦「瑞鶴(ずいかく)」沈没80年目の慰霊祭が25日、奈良県橿原市の橿原神宮若桜友苑で営まれた。沈没時刻の午後2時14分に約100人の参列者が黙とうし、戦死者の冥福と平和を祈った。

 慰霊碑「航空母艦瑞鶴之碑」に神職が冥福を祈る祭詞(さいし)を奏上した後、みこが神楽「浦安の舞」を奉納した。昭和天皇が戦前、凪(なぎ)の海に例えて平和を祈願した和歌から作られた演目だ。続いて海戦生存者の肉声テープが披露された。比エンガノ岬沖で米軍機の魚雷や爆弾を受けて沈没し、海を漂流して駆逐艦に救助され、九死に一生を得た様子が生々しく語られた。

 慰霊碑は81年建立。若桜友苑は旧海軍甲種飛行予科練習生(予科練)の戦死者慰霊施設で、瑞鶴生存者が終戦間際、天理市の予科練訓練施設で教官をしていた縁から瑞鶴慰霊碑も建立された。【皆木成実】

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