パーキンソン病題材の映画を小説に 「病気や患者を知るきっかけに」
毎日新聞 / 2024年11月2日 13時15分
難病「パーキンソン病」と患者を取り巻く環境を描いた映画「いまダンスをするのは誰だ?」を脚本も担当した古新(こにい)舜(しゅん)監督が小説化し、出版した。古新監督は「映画の約2時間では入りきれなかったエピソードも盛り込んだ。中高生をはじめ、多くの方に手に取っていただけたら」と話す。
小説は、映画のストーリーと同じで、仕事一筋で家庭も顧みず、妻や娘とすれ違いがあった会社員の主人公がパーキンソン病と診断され、当初は受け入れられず孤独を抱えていた。しかし、パーキンソン病のコミュニティーに通い、徐々に心境が変化し、人間関係も好転していく――という展開だ。
パーキンソン病は、震えや筋肉のこわばりが起きるなどの症状が出る難病で患者によって症状がさまざまで、外見上、理解されないことも多い。古新監督は映画製作にあたり、千葉市稲毛区生まれの原作者で患者の松野幹孝さん(2022年に他界)や、多くの患者、コミュニティーなどを取材。本来は映画の中で描きたかったという、病院での検査の様子や、主人公の会社での中間管理職としての葛藤なども今回の小説に盛り込んだ。
古新監督は「パーキンソン病は社会の中で理解されないこともあるが、病気や患者のことを知るきっかけになってほしい」と願う。
小説「いまダンスをするのは誰だ?」(ごま書房新社)は税込み1500円。【柳澤一男】
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