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そば粉の産地を偽装し販売の疑い 会社役員3人を逮捕 滋賀

毎日新聞 / 2024年11月11日 20時39分

外国産のそば粉を混ぜているのに「純国内産そば粉」のラベルが貼られているそば粉の入った袋=滋賀県警提供

 外国産のそば粉を混ぜているのに「純国内産そば粉」などと偽装して販売したとして滋賀県警生活環境課などは11日、大津市の製粉会社「山本そば製粉」会長の山本宗五郎容疑者(76)=大津市坂本4=ら会社役員3人を不正競争防止法違反などの疑いで逮捕した。県警は認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は5月下旬、中国などの外国産と国内産の材料を混ぜたそば粉1袋(約10キロ)を国内産材料のみのそば粉であるように偽装して販売し、取引先の会社から約7000円を受け取ろうとしたとしている。袋に「純国内産そば粉」などのラベルを貼って偽装していたとみられる。

 県警によると、届け出を受けて7月下旬に同社を捜索。押収した資料から昨年1年間のそば粉の販売総量約230トンのうち、少なくとも約26トンの産地が偽装された疑いがあるとしている。

 また、県は11日、同社がそば粉の原料原産地名について事実と異なる表示をして販売したとして、食品表示法に基づいて指示を行ったと発表した。指示は、表示の是正や再発防止対策の実施など。今年6月から10月の立ち入り検査で、同社が2020年から今年3月までの間に異なる表示で約68トンを販売したとしている。

【菊池真由】

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