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学生の8割超が「幸せ」 横須賀市が意識調査 市政運営などの資料に

毎日新聞 / 2024年11月13日 9時45分

横須賀市役所=小川信撮影

 神奈川県横須賀市は、関東学院大と神奈川大の学生を対象に幸福感や働き方、結婚などに関する意識調査アンケートを行った。未来を担う若者の意識や考え方を把握し、今後の市政運営や政策立案の基礎資料として活用するのが目的。回答した753人の8割以上が「今、幸せだと思う」と答えた。【福沢光一】

 調査は3~5月、市が作成したウェブ上の回答フォームで実施。男性571人、女性182人が回答した。質問は①現状の認識②働き方・キャリア③パートナーシップ・結婚④子どもを持つこと――などで、計10問を尋ねた。

 「今、自分が幸せだと思うか」の問いには、「そう思う」37・5%、「どちらかといえば、そう思う」45・6%で、83・1%が「幸せだと思う」と答え、性別による差は、ほとんど見られなかった。

 その理由(複数回答)としては、「友人関係が良いため」56・5%が最も多く、「健康状態が良いため」56・0%、「家族関係が良いため」46・7%と続いた。「幸せと思わない」は12・5%で、理由(同)は「精神的なゆとりがない」57・4%が最多で、次いで「経済的なゆとりがない」48・9%だった。

 就職先選びで重視するのは(同)、「職場の雰囲気の良さ」75・2%、「給与・待遇の良さ」75・0%で、職場環境を重視する傾向が高かった。働き方は、「自分のキャリアや状況に応じて、転職してもよい」38・2%、「新卒で入社した企業等で、ずっと勤めたい」38・2%と、終身雇用と自分の能力などに合わせた働き方を望む人の二極化の傾向が見られた。

 一方、結婚については「したい」78・1%、「したくない」12・2%。性別の差が見られ、結婚したいは、男性81・4%だが、女性67・5%。結婚したくないは男性10・2%、女性18・6%だった。

 将来の子どもについては、「子を持ちたい」は69・4%だったが、男性73・7%に対し、女性56・1%。「子を持つときの問題」(同)を尋ねたところ、「金銭的な負担」男性81・8%、女性78・6%が最多だったが、「精神的な負担」女性57・7%、男性33・5%、「身体的な負担」女性34・6%、男性20・7%をそれぞれ挙げた。市は「女性は金銭的な負担に加え、心身の負担や仕事の両立の難しさなど、子を産み育てることに対し、負担感を感じている様子がうかがえる」と分析している。

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