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菊で楼門再現 紫式部ゆかり京都・上賀茂神社テーマ、華やかに 静岡

毎日新聞 / 2024年11月14日 17時9分

屋根の赤、ピンク、白の菊が見ごろを迎えた楼門=静岡県三島市一番町の楽寿園で、2024年11月14日午前10時21分、石川宏撮影

 静岡県三島市一番町の楽寿園で菊まつりが開かれている。今年はNHK大河ドラマにちなみ紫式部ゆかりの京都・上賀茂神社がテーマ。例年に比べ菊の開花が遅く、10月30日にまつりが開幕してから2週間以上が過ぎて、ようやく見ごろを迎えた。

 呼び物の大型盆景は上賀茂神社を象徴する楼門と、細殿を再現した。盆景が大河ドラマにちなむのは2022年の鶴岡八幡宮、23年の久能山東照宮に続き、3年連続となる。

 菊の楼門は高さ約4メートル、幅約8メートル、細殿は高さ約4メートル、幅約6メートル。ともに実物の約2分の1という。職員が9月末から約1カ月かけて手作りした。楼門の屋根は赤、ピンク、白の3色の菊で、細殿の屋根は黄色と白の菊で彩られている。

 楼門や細殿の左右には懸崖菊も飾られているが、やや開花が遅れ、つぼみも目立つ。一方、園内では十月桜の白い可愛らしい花が咲くほか、木々の紅葉が進み、秋一色となっている。菊まつりは12月1日まで。【石川宏】

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